クウェンタ・シルマリルリオン
(シルマリルの物語)





第一章 世の初まりのこと

メルコールVSヴァラールの戦い。トゥルカスが援軍として現れ、ヴァラールが勝利を収める。
ヴァラールは二つの灯火(イルルインとオルマル)を製作するなど、アルダ建設に励む。しかし、宴会の隙にメルコールが奇襲。彼が二つの灯火を倒したことにより、大地と海は壊滅的損害を受けた。
ヴァラールはメルコールを撃退してアルダを修復した後、中つ国を去り、西のかたアマン(『至福の国』の意)に移住。不死の国ヴァリノールを建国し、その都・ヴァルマールでは二本の木テルペリオンラウレリン)が目覚め、至福の日々が始まる。

*メルコールは「最も優れたアイヌア」だったという割にはいつも逃げ回ってますな。こんなことじゃRPGの魔王も務まらないんじゃないかって思えるほどの情けなさ(笑)。
この章の末尾には、エルフと人間の生涯について触れられてます。エルフは(殺されたり、悲嘆のあまり死んだりしない限り)世界の終わりまで生き続けますが、その先どうなるかはイルーヴァタールが明かしてないのでまだ不明だとか。




第二章 アウレとヤヴァンナのこと

アウレがドワーフの七人の父祖を創造。しかし、それはイルーヴァタールに無断で行ったことだったため、エルフの誕生以降まで目覚めを遅らされることに。同時に、エルフとドワーフの不仲も予言される。
アウレの話を聞いたヤヴァンナは木々が痛めつけられるのを憂え、マンウェに不安を訴える。その結果、木の従者が生まれることになった。

*イルーヴァタールに譴責されたアウレは泣きながらドワーフを殺そうとしますが、その時のドワーフたちのリアクションが可愛くてナイスです(笑)。
木の従者とはエントのことでしょうか。




第三章 エルフたちの到来と虜囚となったメルコールのこと

メルコールは中つ国北方にある本拠地ウトゥムノで勢力を拡大し、アマンからの攻撃を防ぐため西に城塞アングバンド(『鉄の地獄』の意)を築いた。
一方、ヴァルダが天空に星座を作り終わると同時にクイヴィエーネン(『目覚めの湖』の意)でエルフ族が目覚める。彼らは自身をクウェンディ(『声に出して話す者』の意)と呼んだ。ある時オロメが彼等と遭遇し、エルダール(『星の民』の意)と名づける。オロメの来訪以前にはエルフたちがメルコールに捕らえられる事件が多発していたが、彼らはオークにされていた。
オロメの報告を聞いたヴァラールはエルフを救うため打倒メルコールを決意、ウトゥムノに攻め込む。中つ国の地形を変えるほどの激戦が繰り広げられ、地下に逃げ込んだメルコールをトゥルカスが捕獲。ヴァリノールに連行して投獄した。
ヴァラールの会議の結果、エルフをヴァリノールに召し出すことが決定。エルフ族の代表としてヴァリノールに赴いたイングウェ、フィンウェエルウェの3者が、西方に移住するよう同族を説得することになる。
この結果、エルフ族の分裂が起こり、中つ国に残ることを選択した者たちはアヴァリ(『応せざる者たち』の意)と呼ばれることになった。
ヴァリノールに旅立った者たちのうち、イングウェの率いる民をヴァンヤール族(髪が金色なのでこう呼ばれる。ヴァリノールに永住し、中つ国には帰らなかった)、フィンウェの率いる民をノルドール族(『博識なる者』の意。髪の色は黒。後に中つ国に帰還し、メルコールと闘う)、エルウェの率いる民をテレリ族(移住にあまり乗り気でなかったため、最後方から遅れて行ったことからこう呼ばれる。海に魅了され、水辺に住まう)という。
アマンにて二つの木に接した者たちをカラクウェンディ(『光のエルフ』の意)と呼ぶ。一方、アヴァリ並びに旅の途中で脱落したウーマンヤール(『アマンに属さぬ者』の意)たちはモリクウェンディ(『暗闇のエルフ』)と呼ばれる。
エルフたちは何年もかけて旅を続けたが、途中で脱落する者も少なくなかった。大河アンドゥインを越える際、テレリ族のうち、レンウェの率いる者たちは旅を諦め南下しナンドール(『引き返したる者たち』の意)と呼ばれることになる。後にレンウェの息子デネソールが西に向かいベレリアンド地方に入った。
オロメに従って旅を続け、ベレリアンドに到着したヴァンヤール族とノルドール族だが、初めて見る大海に圧倒され、しばらくこの地に逗留することになった。その間に、エルウェに率いられたテレリ族も追いついた。

*無駄にエルフが分裂してるんですが(巻末の表参照)、正直ここまでする必要あるのかと(笑)。
しかし、トゥルカスに放り投げられ這いつくばったというメルコールの姿はさぞかしみっともなかったんでしょうな…(いいのか?悪の親玉がそんなことで)。





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